2011年6月6日月曜日

現場訪問

今日は、県内行政関係施設の現場訪問を行いました。
最初に訪問したのは、さいたま市にあるヤングキャリアセンター埼玉です。同施設は、平成16年に埼玉県が主体となって設置した、39歳以下の方の就業を支援する施設です。
近年の社会経済情勢を反映してか利用者は増加傾向にあり、最近は大学生が就職活動に利用することも多いとのことです。
私が訪れた時も相談待ちの方がいらっしゃいました。
キャリアカウンセリングや各種セミナー、職業紹介までをワンストップで行っています。
施設は、ソニックシティの近くのビルのワンフロアにありましたが、同じ建物には、ハローワーク大宮もありました。ハローワークは国の事業ですが、地方に権限を移譲すべきだとの議論もあり、研究が必要です。

ヤングキャリアセンター埼玉
https://www.shigoto.pref.saitama.lg.jp/wakamono/


次に訪問したのは、同じく、さいたま市内にある県の施設である埼玉県創業・ベンチャー支援センターです。上田知事の肝いりでスタートした事業であり、年間約3000人の相談者があり、200件くらいが創業に結びついているとのことです。飲食店などを始める方が多いそうですが、なかには年間数億円の売上の企業も出てきているとのことです。
なかなか効果的な事業だと感じました。

埼玉県創業・ベンチャー支援センター
http://www.biz-startup.pref.saitama.lg.jp/

この日、最後に訪問したのは、県の施設ではありませんが、さいたま市にある国際交流基金・日本語国際センターです。
国際交流基金は外務省が所管する独立行政法人であり、同施設は、諸外国において日本語を教える人材を育成するために1989年に設置されました。アジア各国を中心に世界各国から現地で日本語教育を行っている方が、母国からの旅費、滞在費を含め無償で授業を受けることができるとのことです。
施設を訪れた最初の印象は、バブル期に建てられた立派な建物ということもあり、正直違和感を感じました。しかし諸外国における日本への理解を深めて頂き、親日的な雰囲気を醸成する重要な役割を果たしていることを知りました。現在は予算の関係もあり、数十人の学生しか滞在していませんが、国際社会における我が国の影響力強化などを考え、もっと予算をつけることも必要ではないかと感じました。

国際交流基金日本語国際センター
http://www.jpf.go.jp/j/urawa/index.html

大変充実した現場訪問でした。お忙しい中、受け入れてくださった皆様ありがとうございました。

夜は、大宮ソニックシティで開催された上田清司埼玉県知事の「日本再生 埼玉イニシアティブ 発表会」に参加してまいりました。埼玉県が、日本再生の牽引役になっていこうという野心的なビジョンをお聞きしました。会場は大勢の議員や首長、県民の方でいっぱいでした。