2011年2月25日金曜日

所沢市自治基本条例を可決

  本日は、市議会本会議を開き、平成22年度補正予算などを全会一致で可決しました。
 主な補正予算では、本年度の当初予算に計上されていたパークゴルフ場建設の予算が減額されました。駐車場やトイレなどの付帯設備の用地確保に手間取り年度内の完成予定が、間に合わず、平成23年度9月に供用開始予定となるとのことです。

 また、閉会中に継続審査をしてきた、所沢市自治基本条例を全会一致で可決しました。
 議会としては、前の任期中には特別委員会を作り、私も委員として制定に向けて活動をしてきました。平成19年に特別委員会としての提言を出し、執行部側も平成21年1月に公募市民などによる所沢市まちづくり基本条例検討委員会を発足させ、議会側とも意見交換をしながら、条例案をまとめ、昨年9月の議会に提案されました。その後議会では、特別委員会を設置し、執行部提案の原案を慎重に審議し、修正を行い今回の可決となりました。
 1月に行った公聴会では、公述人の間で議会の修正案に対して賛否が伯仲するなど、今回の可決にいたるまでには紆余曲折ありました。今回制定をしたからと言って不磨の大典とすることなく、適宜見直しをしていくことによって、所沢市の憲法として育っていけば良いなと思います。

 振り返ってみると自治基本条例は、2000年に北海道ニセコ町でまちづくり基本条例が、制定されたのを機に、全国の自治体で制定が進みました。2000年代前半から中盤の地方自治体におけるブームでした。
 2000年代後半のブームは、議会基本条例でした。こちらの方は、所沢市議会における取り組みは早く、2008年6月に特別委員会を設置し、2009年2月には制定をしました。この取り組みは、全国的に注目され、制定からしばらくは、所沢市議会へ視察にお見えになる議会が多かったです。2010年3月に発表された日経グローカルにおける議会改革度ランキングで、所沢市議会は全国8位にランキングされました。
 今後の地方議会における流れとなるものは何でしょうか?
 国においては、さらに地方分権を進めるために、地域主権改革に取り組んでいますが、混迷する政局もあり、なかなか進んでいません。地方自治体には、従来見られなかった強力な個性と発信力を持った首長が誕生しています。地域政党や減税政策、地方から国の仕組みを変える動きが大きくなっていくと思います。私もしっかりと改革に取り組んでいきたいと思います。

 議会終了後は、ミューズで開かれた所沢市歌謡連盟発表会にお招きを頂き、出席をさせて頂きました。一曲歌わせて頂きましたが、もともと歌は苦手。冷や汗をかきながらのご披露でした。