2012年3月26日月曜日

2月県議会の現場から

2月20日から、3月26日まで36日間にわたり2月定例県議会を開きました。平成24年度当初予算や、新規条例制定案や、条例改正案、議員提出議案として、国に対する意見書、決議などを可決・承認致しました。
 平成24年度一般会計予算は、1兆6,777億円で、特別会計の5,171億円、公営企業会計の2,026億円を合計した予算総額は、2兆3,974億円となります。
 限り有る予算の中で、「エコタウン」、「ウーマノミクス」、「健康長寿」の三大プロジェクトに重点的に配分をしたのが特徴です。
 条例では、全国で北海道に次いで、2番目となる「水源地域保全条例」を可決しました。外資による水源地の森林買収が相次いでいる問題があり、水源地の土地取引に事前の届出を義務付けをし、水源地を将来的な買収から未然に守るのが目的です。
 また、議員提出議案として、埼玉県観光づくり推進条例を可決しました。意見書では、「北朝鮮による拉致問題の一刻も早い解決を求める意見書」などを可決しました。
 また「大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議」を可決しました。これは震災復興の為に埼玉県でもがれきの処理を受け入れる必要があるが、安全な処理体制の確立と、住民の不安の払拭に務めるよう求める内容です。
 
 また正副議長選挙を行い、新しい県議会議長に、小島信昭議員、副議長に鈴木弘議員を選出しました。なお、私の所属する会派「民主党・無所属の会」では議長に畠山稔議員、副議長に醍醐清議員を推しました。
 所属委員会も変わり水村篤弘は、警察危機管理防災委員会と公社事業対策特別委員会に所属する事になりました。
 
 年間4回ある定例議会のうち当初予算を審議する最も重要な議会が終わりました。36日間の議会の前半は、初めての一般質問に全精力を傾け、中盤以降は、総額2.4兆円に及ぶ、予算の全体像把握と調査に取り組みました。まだまだ勉強しなければならないことが多いですが、様々な場面で県民の皆様のお声を議会に届けて参ります。
 議会が終わり、ホッと一息外を歩いてみれば、すっかり春らしくなっていました。桜の開花ももうすぐのようです。今後もしっかりと頑張って参ります。
 写真は、議会終了後、上田知事が会派にご挨拶にお見えになられた時の一枚。